技術開発 Technology Development

豊かな未来を目指す
技術開発による新しい価値の創造

当社では人こそが最大の経営資源であると考え、高度な専門知識・技術・独創性を持って課題を解決できるプロ人材の育成を行っています。その専門知識や技術力を活かした技術開発や、DXに関するデジタル技術を推進しており、新しいことに積極的にチャレンジする人が、より活躍できる挑戦的な組織風土づくりを目指しています。

シェルペーブ(カキ殻舗装) SHELLPAVE

シェルペーブについて

シェルペーブは環境と景観に配慮した舗装とするために、排水性舗装等に用いられるポーラスなアスファルトコンクリート舗装の空隙にカキ殻粉末を骨材としたセメントモルタルを充填した舗装であり、朝日土木株式会社伊勢営業所にて研究と実証実験を開始し、平成20年10月から三重大学 生物資源学研究科 石黒覚教授に共同研究に参加していただき平成21年9月に特許出願しています。

特許第5308967号

シェルペーブの特徴

  • 01 真夏の炎天下において、その表面温度は従来のアスファルト舗装と比べて10℃以上低く、ヒートアイランド現象の抑制効果が認められます。
  • 02 従来の化学物質に頼る遮熱性舗装とは異なり、天然素材を使用しているため、舗装を壊したときにも路盤材等へのリサイクルが可能となります。
  • 03 半たわみ性舗装と同等の耐流動性があるため従来の舗装と比べ轍掘れが少なくなります。
  • 04 地場産業であるカキ養殖の副産物として出るカキ殻ゴミの有効利用になると共に海産物に恵まれた三重県に相応しい舗装と言えます。

室内照射試験結果
温暖グラフ

ラピリアスファルト舗装 RAPILIOUS ASPHALT

ラピリアスファルト舗装について

ラピリ(火山礫)コンクリートはNETISにも登録されている確立された舗装技術であります。ラピリコンクリートには、遮熱性・保水性・排水性・吸音性・路面水漏れ時の防滑性などの特徴があります。
このラピリ(火山礫)の特性を活かしアスファルト舗装の施工性を兼ね備えたラピリアスファルト舗装を提供する考案であります。

特願2008-2582387

課題

吸水性・保水性・遮熱性の付与による路面のヒートアイランド現象の抑制、水漏れ時の路面滑り性の防止が可能な舗装材舗装工法及び舗装路を提供する。

解決手段

ラピリ入りセメントミルクを開粒度アスコンの空隙部分に充填することにより上記課題を解決する。

ラピリアスファルト舗装による路面温度低減効果の検証

平成20年 7月24日 天候 晴れ時々曇り

表面温度 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時 16時 17時
密粒アスファルト 39.3 46.7 42.5 47.6 49.6 52.9 55.7 49.5 42.8
ラピリアスファルト 31.2 36.1 36.7 39.7 40.0 41.1 42.9 37.2 34.3

15時の温度測定に於きまして12.8度Cの路面温度上昇抑制効果が確認できました。(場所:朝日土木株式会社伊勢営業所駐車場)
※表面温度は舗装面にSATO SK-1250MCⅢαデジタル温度計を直付け測定